最近何かと話題になることも多い一酸化窒素(NO)ですがご存じでしたか?
とはいっても大気汚染の話じゃないですよw
たしかに自動車や工場などから排出される排ガスである窒素酸化物(NOx)のひとつではあります。
ですが、この一酸化窒素(NO)は体内では違う働きをしていることが近年明らかになってきたのです。
今回はこの「一酸化窒素(NO)について」詳しくみていくこととします。
一酸化窒素(NO)とは?
じつはこの一酸化窒素(NO)には血管を若返らせる効果があるというのです。
詳しくいうと「血管をやわらかくしてくれるはたらきがあり、それにより血流が改善する」ということ。
年齢を重ねてくると血管は硬くなってきてしまいます。
一酸化窒素(NO)は血管内皮細胞から分泌されていますが、加齢とともにこの分泌量が減ってきてしまいます。
40~50代くらいになると高血圧や動脈硬化などの症状が増えてくるのもこれが理由のひとつです。
筋肉とは違ってマッサージすれば治るというものではありません。体内から改善していかないといけない問題なのです。
一酸化窒素(NO)のはたらき
血流の改善
一酸化窒素(NO)の大きなはたらきは「血管をやわらかくし、血管を拡張させて、血流を改善する」ということです。
ご存じのとおり、血のめぐりは健康な身体にとって不可欠。
血流の悪さは動脈硬化の大きな要因となり、ひどくなると血管が詰まり心臓にも大きな負担をかけてしまいます。
血流改善はいつまでも若々しい身体を保つために絶対に必要なんです。
血管の修復
一酸化窒素(NO)にはもうひとつ大きなはたらきがあります。
それは血管保護作用です。
血管内に炎症が起きたり小さな瘤のようなもの(プラーク)ができてしまった場合にもこれらを修復するはたらきがあります。また、血栓(血のかたまり)ができるのを防ぐはたらきもしています。
つまり、血管をメンテナンスしているわけです。
うまくはたらかないと血管が詰まり、動脈硬化などの疾患へとつながってしまうんですね。
血流がよくなることで得られる効果
ここで血流がよくなることで得られる効果をお伝えしておきましょう。
僕たちの身体は血管を通って栄養素や酸素が体中を満遍なく巡っているんです。
血行がよくなると次のような多くの効果をもたらします。
・代謝の促進と免疫力の向上
・ストレス改善
・AGAの進行防止
・性機能の向上
代謝の促進と免疫力向上
血流がいい状態だと酸素や栄養素が細胞に行き渡りやすくなり、身体の代謝が向上します。代謝がよくなるということはエネルギーの消費が効率よく行われ、疲れにくい身体になるということです。
体中の細胞に酸素や栄養素が届けられるようになるため、新陳代謝が高まり、肌質改善や美容にも役立ちます。
これと同時に、免疫細胞も全身に巡るようになるため、ウイルスや細菌に対する免疫力も向上するんです。
ストレスや睡眠の質が階前
血流がよくなると副交感神経が優位になります。
お風呂に入ったりマッサージしたりするとリラックス効果が得られますよね。
逆に、ストレスや不安を感じると交感神経が優位となり血管が収縮してしまいます。
この状態が続くと健康に害を及ぼします。
上手にリラックスできる方法を見つけておくようにしましょう。
もちろん睡眠中も身体や脳には血液が必要です。十分な血流が行き渡ることで睡眠の質も改善することでしょう。
AGAの進行防止
年齢を重ねるとでてくる悩みのひとつに薄毛という問題があります。
AGA(男性型脱毛症)ですが、これについては遺伝などさまざまな原因がありますが、そのひとつが頭皮にある毛母細胞への栄養不足が考えられます。
血流が悪くなることで、優先順位が落ちてしまい十分な酸素や栄養素が頭皮の細胞まで行き届かなくなってしまうんです。
血流改善はAGAの進行防止にも役立つと考えられます。
性機能の向上
それから、僕たち男性にとってはものすごく大切なお話です
性機能の向上――つまりは勃起力の向上です。
力強い勃起には大量の血流が必要となります。
一酸化窒素(NO)の分泌が不足してしまうと陰茎に十分な血流の供給ができなくなってしまい勃起力が低下してしまうんですよ。
男たるもの、いつまでも若々しく力強くありたいですよね。
一酸化窒素(NO)を増やす方法
さて、そんなさまざまな効果をもたらす一酸化窒素(NO)ですがどうやったら増やせるのか。
血流を増やすと血管内皮が刺激されて一酸化窒素(NO)が産生されやすくなります。
ここではその方法をいくつか紹介していきますね。
ウォーキングなどの有酸素運動
シンプルに効果的なのがウォーキングなどの有酸素運動です。
下半身には大きな筋肉が集まっていることもあって、そこを鍛えることで血流を増やすことができます。
とくにふくらはぎは第二の心臓ともよばれることもあり、収縮を繰り返すことで血流を上半身に送り戻すポンプのような役割を果たしています。
自動車の普及や仕事の内容など環境の変化により、歩くことが少なくなってしまった現代人特有の現代病とも言えるかも知れませんね。
姿勢を正し、少し早めのスピードで30分程度行うといいでしょう。できれば朝のウォーキングが効果的です。
食事で増やすこともできる
一酸化窒素(NO)の産生をたすける栄養素というものがあります。
これらを積極的に摂取することで不足しがちな一酸化窒素(NO)を増やすように心がけましょう。
L-アルギニンとL-シトルリンを含む食べものを摂取する
アルギニンとシトルリンはアミノ酸の一種です。
この2つは互いに密接な関係にあって、体内で一酸化窒素(NO)を産生します。
シトルリンは体内でアルギニンに変換されるのですが、その際に副産物として一酸化窒素(NO)が産生されるんです。

シトルリンが多く含まれる食べものはスイカやキュウリ、冬瓜などのウリ科の食べものです。
アルギニンは体内でも作ることのできる非必須アミノ酸ですがその量は少ないので積極的に摂取する必要があります。アルギニンを多く含む食べものとしては鶏肉、豚肉、大豆や大豆製品、ナッツ類などがあります。
硝酸塩(NO3)を含む食べものを摂取する
硝酸塩(NO3)ってご存じでしょうか?
硝酸塩(NO3)は主に緑黄色野菜に多く含まれている成分で、こちらも一酸化窒素(NO)を生成する作用があります。
口腔や消化器内の細菌によって硝酸塩が一酸化窒素(NO)に変質するというメカニズムになっています。
多く含まれる食べものとしては、とくに青菜類や根菜類で、ビートルート、ほうれん草、レタス、ルッコラ、大根などがあります。
注意点としてはLISTERINなどのマウスウォッシュ剤。あれらは殺菌性のものなので口腔内の細菌がはたらかなくなってしまいます。頻繁な利用をさける、または食後しばらく時間をおくなどの工夫をした方が効果的です。
抗酸化作用のある栄養素を摂取する
そして、抗酸化作用のある食べものを摂取するようにしましょう。
せっかく体内で産生された一酸化窒素(NO)が分解されてしまわないようにするためにはビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどの抗酸化力の高い栄養素を摂取するように。
ビタミンA …… 豚レバー、鶏レバー、うなぎ、卵(卵黄)、かぼちゃやにんじんなど
ビタミンC …… 柑橘類、パプリカ、ピーマン、ブロッコリーなど
ビタミンE …… アーモンドなどのナッツ類、オリーブ油などの油脂類など
ポリフェノール…ベリー類、コーヒー、赤ワインなど
サプリメントで補う
食べもので摂取できるとはいえ、シトルリンなどはなかなか普段の食生活から摂りづらかったりします。
毎日スイカなんて食べられませんよね(笑)
そこで心強い味方がサプリメント!
最近はシトルリンやアルギニンを多く配合したサプリメントが販売されています。
摂取しづらい栄養素はサプリメントで補うのが効果的です。
こういったサプリメントを上手に使っていきましょう.
まとめ
一酸化窒素(NO)は血管を若返らせるための大切な物質。
年齢による老化は防げないって思ってませんか?
まだまだできることなんていくらでもあるんですよ。
いくつになっても健康で若々しく、そして男らしく!
そして楽しいセックスライフを楽しんでいきましょう!